ゆるミニマリスト アルケミストを読む
コロナ禍真っ只中、自粛によりバイク旅に出れない日々。
そんな日々を少しでも有意義に過ごそうと、
何かチャレンジしようと思っています。
そこで、今回は読了して、自分のバイブルになると思ったアルケミストを簡単に紹介
アルケミストとは
作者はブラジル人パルケ・コエーリョ
若い頃に一度旅にでて、ブラジルに戻った後、作詞家となるが突然全てを捨てて、再度旅に出る。
この旅が、作者が手がける文章に強く影響していると思われる。
1988年に発刊される。
ブラジル国内でベストセラーとなり、
その後1993年 アメリカのハーバーコリンズから出版され、アメリカで火がつき、瞬く間に世界でもベストセラーとなる。
世界て読まれた本第5位なんだけど、
日本では、それほど知られてない。
たまたま見ていたYouTubeで、おすすめの本と紹介されており、図書館で借りて読んでみた。
小説だが、短めで 勢いに乗れば4〜5時間ほどで読めてしまう。
しかし、内容は深く、読む人の人生の場面で色々な読み方ができてしまう内容となっており、様々なメッセージが織り込まれている。
選択
主人公の羊飼いの少年は、旅の途中で何度も、選択を迫られます。
まず初めに、羊飼いを続けるか、夢を追って旅にでるか。
自分に置き換えて読んでしまいます。
そして少年は気付きます。
自分を縛り付けているのは、環境ではなく自分自身なんだと。
又、旅の途中では、全財産を盗まれ途方にくれる。
旅に出たことを後悔するが、そこでも選択を迫られます。
泥棒にあった惨めな犠牲者と思うか
夢を追いかける冒険者と思うか。
ここは、心動かされた所。
どんな時でも、後者を選んで居続ける強さが必要です。
僕達の人生も選択・決断の連続。
悩む時もありますが、その指針として
一体何が必要かを、この本の中では書かれています。
傷つくことを恐れてしまう心
旅の途中少年は、気付きます。
自分の心の中に、傷つく事を恐れてしまう気持ちがある事を。
『夢の実現を不可能にするものが、たった一つある。それは失敗するのではないかという恐れだ』
何かをチャレンジするのにも、途中で飽きたらとか、歳を取ると損得勘定をしてしまう自分がいる。
あの場所にいつか行けたら……夢だけではなく、一歩を踏み出す勇気を……
まとめ
簡単に紹介しましたが、何時でも手の届く場所に置いて、再読しようと思った本。
少年が夢を追い求めて旅に出るロードムービー的な映画の様で、一気に読めます。
行きたい海外1人旅や、ロングのキャンプツーリングへ背中を押してくれるし、
新たな一歩を踏み出させてくれる本です。
皆さんも、一度は手に取って下さい